2024年1月24日、ビリー・ジョエル16年ぶりの日本公演に行ってきた。東京ドームでの一夜限りの公演ということでも話題だったが、これが最後の日本公演かも、という触れ込みもメディアを踊ったのはいつものこと。ライヴの感想を先に言ってしまうと、すごくよか…
遂に来た! モット・ザ・フープルによる72年の名作「すべての若き野郎ども」の50周年記念ボックスのリリースである! 内容は2CDに2LP、12インチの計5枚組。 2CDと2LPには最新リマスタリングされたオリジナル・アルバムとレア・ミックス、シングル、セッショ…
ポール・マッカートニー&ウイングスの名盤「バンド・オン・ザ・ラン」が発売50周年を記念しての新装盤でリリースされる。 今回は2枚組CD、2LP、1LP、デジタルのみでドルビー・アトモス・ミックスもリリースされる。 この2枚組の内容はCD、LPとも1枚目がオ…
あるシンガーが自身が手がけるアイドルグループのプロデュースから撤退するという。 そんな記事を読んだ。 アイドルグループをプロデュースしているのは以前インタビューを読んで知っていたけれど、そこからの撤退というわけである。 本人の撤退表明をダイジ…
ビートルズをはじめて聴くひとには赤盤・青盤がいいというのは以前このブログに書いた。 「ビートルズ1」はそのあとで聴くほうが楽しめるものだからである。 とはいえ「1」から聴きたいひともいるだろうし、 もしくは赤盤・青盤やオリジナルアルバムを聴いた…
ジョン・レノンの最高傑作アルバムはどれか? ひとによってはジョンの魂かもしれないし、もしくは心の壁、愛の橋かもしれない。 はたまたダブル・ファンタジーを選ぶひともいるだろう。 けれどそれはジョンの熱心なファンにとってのそれぞれの最高傑作であり…
沢田研二 1984年のアルバムNon Policy収録のクリス・レア作SMILE。 この曲はクリス・レアがジl沢田研二に書き下ろした曲なのだろうか?と疑問におもったことはないだろうか。 そこで沢田研二はどういう経緯でスマイルをうたうことになったのか。 SMILEという…
邦題「ベイエリアの風」は1982リリースのヒューイ・ルイス&ザ・ニュースのセカンドアルバム。 まだ二作目であるにもかかわらずバンドのセルフプロデュースを決行、全米13位を記録し、 バンドにとって初のヒット作となった。 シングルとしてもDo You Believe …
ボビー・コールドウェルがジャック・スプラッシュと組んだユニットとしてリリースした2015年のアルバム 「クール・アンクル」。 図らずもこれがコールドウェルの遺作となってしまった。 コールドウェルのヴォーカルが全面的にフィーチャーされていることから…
ジョージ・ハリスンの名盤をジャンルに分けてピンポイントにレコメンド。 各アルバムごとのギタープレイも解説。 手早く読めるジョージ・ハリスンのアルバムガイド。 ジョージ ハリスンの英国ロック EXTRA TEXTURE (READ ALL ABOUT IT) 75年 洗練されたソウ…
トム・ウェイツはキャリアも長く、ボブ・ディランやエルヴィス・コステロなど多くのミュージシャンが憧れるレジェンドだが、ベストがあまりに少ない。オフィシャルでリリースされたベストは3枚のみ。 そのうちの2枚、70年代の曲を集めたAsylum Years、同じ…
ポール・マッカートニーのおすすめ名盤をピンポイントで知りたいひとのためのブログ。 ジャンルに分けて名盤をレコメンド。 手早く読めるポール・マッカートニーのアルバム・ガイド。 青字の商品タイトルはタワーレコードの商品ページリンク。 英国ロック2…
ビートルズのデビュー前のエピソードにはドラマがいっぱいだ。 母に教わったバンジョーのコードでロックンロールを歌うジョンが教会のバザーでポールと出会いバンドに誘う、ドイツ巡業に出るも極貧生活を経験、メンバーでありジョン レノンの友人だったスチ…
2023年11月:「赤盤・青盤の新装版について」「はじめてビートルズを聴くなら」をページ下部に追記。 ビートルズのすばらしいところはいくつもあるわけだけれど、わたしが注目するのはベスト盤の少なさだ。これはなにを物語るのか。 あれほどのバンドであれば…
心の壁、愛の橋は1974年9月に発表されたジョン レノンにとって二作目の全米1位アルバム。 このブログではアルバムの内容、ジョンのヴォーカル、そしてジョンの演奏面に関してを中心にみていこうとおもう。 曲目 01. Going Down On Love02. Whatever Gets You…
トニージョーホワイト2001年作「THE BEGINNING 」がリイシューされた。 リマスターが施され、1曲をカットし曲順、およびジャケットも変更している。 ファン泣かせだが、旧盤が廃盤なだけに手にしていなかったひとには嬉しいリイシューだろう。 本作はトニー…
2024 5 20 マインドゲームスがニューミックスでリリースされるので、商品リンクを追加しました。 マインド・ゲームス、邦題ヌートピア宣言は英13位、米で9位を記録したがいささか地味な印象で語られることが多い。 個人としては初めて聴いたジョン レノンの…
Dancing With Strangers / Chris Rea 1987 今回はクリス レア1987年のアルバム「ダンシング ウィズ ストレンジャーズ」のアルバムガイド。 2019年に出たリマスター盤についてもふれる。 本盤は世界的ヒットとなったオン ザ ビーチに続いて発表されたアルバム…
Huey Lewis & The News /Huey Lewis & The News 1996 実はこれがヒューイ・ルイス&ザ・ ニュースのベスト盤の中で最高音質。 数ある彼らのベスト盤の中でもっとも見過ごされているが、これがかれらのベスト盤のなかで一番いい音。 そしてたんなるベスト盤で…
Sports / Huey Lewis&The News 1983 ヒューイ ルイス&ザ ニュースといえば、バック トゥ ザ フューチャーの主題歌2曲と83年の大ヒットアルバムである本盤がよく知られている。 ただ、このアルバムからシングルヒットを連発したため収録曲のほぼ全部がベスト…
休日の昼にコーヒーでも飲みながらいい音楽が聴きたいときってないだろうか? そんなときに愛聴するアルバムがある。 それがこのルパン三世 オリジナル サウンド トラック。 ロック、ソウル、ジャズ、フュージョンが混じったオトナの名盤だ。 ビター&スウィ…
ボブ ディランは歌わなくなった。なにかしらの理由で歌わなくなった。特にライヴにおいては。 ラップでも語りでもない半端なボイス パフォーマンスしかしなくなった。それでも熱烈なファンは喝采だ。 ところがBlowin’ In The Wind 2021 recorded ヴァージョ…
70年代半ばから80年代にかけて長く低迷したリンゴ スター。 アルバム、シングルとも売れなくなり、ライヴ活動も行わなかったかれには策がなくなってしまう。 さらにはアルコール依存もひどくなり、 まともに演奏できなくなってしまったのだった。 ところが元…
リンゴ スターとはどういうミュージシャンなのか。 それがよくわかったのが彼のライヴだ。 わたしはリンゴの大ファンで2013年からの数度に渡るジャパンツアーはほぼすべて行っているのだが、それは毎回、リンゴのドラミングやバンドとの連携を確認することが…
トニー ジョー ホワイト2013年の傑作アルバム「HOODOO」。 全編エレクトリック編成でロンサムなスワンプブルーズを決めた南部の香り立つ1枚だ。 アルバムジャケットからして最高にクール。 使い古したストラト、色褪せたアンプリファイア。 まさにこのたたず…
シャムロック・ダイアリーズ / クリス・レア 1985Chris Rea 1985年のヒット作「Shamrock Diaries」の2019リマスターが2枚組でのリイシューだ。 CD1がオリジナルアルバムのリマスター、 CD2が同時期に出されたシングルB面曲やライヴテイクなどを集めたレアト…
ジョン レノンのソロが意外と売れなかった本当の理由②ジョン レノンのソロ作品を聴いて彼のファンになったひとはどれくらいいるんだろう。 つまりビートルズを知らずにジョンのソロ作品から聴いてファンになったひと、という意味だが。多くのひとはビートル…
ジョン レノンのソロが意外と売れなかった本当の理由①ジョン レノンの本格的なソロ活動は1970年から1980年だ。 ビートルズ在籍時にもソロシングルは発表しているので、ビートルズ解散後のソロを本格的ソロ活動と認識すべきだろう。 ビートルズのリーダーとし…
スワンプロックとはなんなのか。 ひとによって解釈が違っており、ややこしい。 米国南部ロックをひとくくりにスワンプロックと記載する人もいる。 では南部ロックとスワンプロックはなにがちがうのか? どうも釈然としない。 そこでスワンプロックとは、を決…
On The Beach / Chris Rea 1986 クリス レアの代表的作品として知られる名盤 オン・ザ・ビーチ。 音楽雑誌やネット記事でもクリス レアをマニアックに書いた記事はなかなか見当たらないので自身で書くことにした次第だ。 日本では知らない人も多いであろうク…